25年もの
訳あって冷蔵庫の大掃除をした。
(訳無いとしない・・・・)
ちゃんと主婦業(又は主夫業)をされておられる方々には信じがたいことかもしれませんが、調味料の2/3はとうの昔に賞味期限が切れており、酷いものになると1998年の(アーモンドフレーバー)なるものまであった。
何に使ったのか不明、手づくりおやつなど私の人生には見当たらないし。 謎だわ。
そんなふざけた冷蔵庫の片隅に、ひっそりとまるで洞窟のヒカリゴケのように、また喧噪のなかの仏像のように佇むインスタントコーヒーの空きビン。
6個のウメがビン半分ほどの梅酒に浸かっている。
母が造った梅酒。
亡くなって25年が過ぎ、その間一度も開けられることなく、2台目の冷蔵庫に移動するもそのままで今日に至るのであります。
吉処というわけではないが、俄かに25年ものの母のウメを食べてみたくなったのざっぴは白い器に空けてみた。
もっとドロっとして色も茶色っぽくなっているかと思ったが、なんのなんの昨年浸けたような瑞々しいウメが出てきたのであります。
ひとつ食べてみればガリリと歯ごたえも爽やか。
『おかあちゃん、上出来やな。』
明日、父に持っていってあげよう。
そして、一個だけまた小さいビン詰めにしてひっそり冷蔵庫に。
↑画像は4月12日撮影、雨で今年のさくらも散ってしまいましたね。
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コメント
25年ものとは、w(゚o゚)w
でも、ほんまそんなに経っているとは思えないほどの梅ですね。
上手に漬けはったんでしょう。
「お袋の味」、いいもんですね~。
私の母の味は、イカナゴの釘煮。( ^ω^ )
そういえば、わが家にも17年ものの缶ジュースがあります。
その頃はまっていたジュースなんですが
デザインも可愛いので捨てずに置いてあります。
もちろん飲めませんけど…。
投稿: さなえママ | 2009年4月15日 (水) 18時08分
桜が駆け足で通り過ぎて行ったら、
もうすぐ梅酒を漬ける頃ですね(~o~)
我が家では毎年「泡盛」(35度)で漬けます。
漬け方・配分はホワイトリカーと同じです。
25年物の梅酒は多忙を極めているコナブンかあさんへ
天国のお母様が「これ飲んでちょっとユックリし」との
プレゼントかもしれませんね。
心がホンワカするお話ありがとうございます(^。^)
投稿: 福来(フク)かーちゃん | 2009年4月16日 (木) 21時57分
ほんとは母が亡くなる2~3年前に造ったものだと思われます。
なので27~28年ものということになりますね。
こんなに瑞々しく保存されるなんて驚きです。
17年もの缶ジュースか・・・うーーむ慎吾が生まれる前だね。
さなえママがどんなジュースにハマっていたのか?興味津津どす。
おふくろの味『釘煮』をちゃんと引き継いでおられるさなえママはえらい!
投稿: のざっぴ | 2009年4月20日 (月) 09時32分
泡盛の梅酒!しかも毎年・・・
福来かーちゃん、とーちゃんはお酒強そうだわ。
味見してみたいっす。
決して多忙を極めているといういことはありませんが、気分的に落ち着かない日々が続いています。
5月の連休過ぎにはちょっと落ち着けると思います。
心ホンワカしてもらえて嬉しいです。
投稿: のざっぴ | 2009年4月20日 (月) 09時37分